船からのレポート(2) フィリピン、マニラ寄港

1月3日

ピースボートでは、船旅の中で寄港する訪問地ごとにさまざまな交流コースを行っています。今日はフィリピン・マニラ寄港。交流コース「フィリピンの貧困と未来」に参加し、トンド地区にあるMDGs実現のために活動しているNGO「ZOTO」(Zone One Tondo Organization:トンド 地域第一区組織)のメンバーと交流しました。

トンドは、うずたかく積み上がるゴミ山のイメージで知られるスモーキーマウンテンのあった地域。ZOTOは、このトンドのスラム地域で、住民に対しジェンダーやヘルスケア、栄養や食に関する教育プログラムを行っています。240万人が暮らすマニラにあるの28の貧困層のコミュニティで活動を展開する、646の地元の貧困者組織からなるネットワークNGOです。

今年で設立40周年を迎えるZOTOは、このようにMDGsの達成に向けた多くの地元レベルでの取り組みを行っています。中でも注目すべきは、ZOTOのユースプログラムに参加している若者自分たちで歌やダンスを作って行っているMDGsのことや貧困者が直面するさまざまな問題について意識を向上させるための活動。この活動は国連ミレニアムキャンペーンにも高く評価され、MDGsベストプラクティス(最良実施例)としても選ばれました。

この日は、まずピースボートの到着を心待ちにしてくれていたメンバーたちの各家庭に訪問し、食事をとり交流。そのあと、一緒にMDGs達成をアピールしながら街中を歩くマーチを行いました。ZOTO40 周年を記念して開催された夜のコンサートでは、今フィリピンが直面している社会問題をテーマにした歌とダンスを現地の方々が披露してくれました。私たちピースボートのMDGsダンスチームのメンバーは、日本の紹介も兼ねて獅子舞と日本の祭りをテーマにしたダンスを踊りました。初めて見る獅子舞に興味深々の子どもたち。獅子が子供たちを噛むパフォーマンスにより会場は盛り上がりを見せました。

私たちの祭りダンスのパフォーマンスが始まると、会場は息をのむほど静まりかえり皆興味津々にダンスを見ていました。粋のいいエネルギーに会場は拍手喝采、現地の方々がすぐに会場に混ざり“タヨタヨ”(一緒に)というダンスを共に踊りました。

また、このツアー中に、2015年間までにMDGsの達成を求める署名を601人分も集めることができました。大きなバナーにもMDGs達成を求める多くのメッセージが集まりました。これらの署名とバナーは今後の寄港地でも引き続き集めていきます。



初めて海外でダンスを踊ったメンバーたちにとっては、ダンスを通じて異文化コミュニケーションをとる意味を初めて感じる機会となりました。「一つの想いを持って分かち合うきっかけを持てた気がした」。今後のダンスにもますます力が入りそうです。


(ピースボート・金希泉)

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